2025年3月26日

患者さんに身近なクリニックを開業したい
2025年夏、長年お世話になっている長久手・藤が丘の地で新たに開業いたします。2005年に医学部を卒業してから20年、各地の総合病院に勤務して、重症のケガ人から、畑仕事で膝や腰・肩を痛めたご年配の方まで、たくさんの患者さんを診察してきました。手足・背骨・骨盤など体じゅうのあらゆる骨折やケガ・痛み、骨粗鬆症、関節リウマチなど、さまざまなジャンルの疾患を治療してきました。
また、スポーツ整形外科医としてさまざまなスポーツ愛好家の治療に関わり、膝関節、肩関節の専門家として、長年の肩の痛みや膝の痛みに悩んでこられた患者さんの治療に携わりました。その経験を活かして自身の住まう地域のみなさんのお役に立ちたいと、敷居の高い総合病院の外来ではなく、患者さんに身近なクリニックという形で開業に踏み切りました。
エコーを用いた痛みのケアとリハビリテーション
これまで総合病院で一般的なケガや病気を診察していく一方で、通常の治療法ではなかなか治らない痛みに悩まれている患者さんを診察してきました。また、手術を望まない患者さんの希望に応えるべくさまざまな治療法を検討してきました。そのような経験をふまえ、ケガや病気を治すだけではなく、痛みのケアとリハビリテーションいうものにも重点を置いています。
最近では診断と痛みの治療に有効な超音波エコーを駆使して診療にあたり、ブロック注射などで痛みのケアを積極的に行っています。また、膝の痛みとの関係で静脈瘤の研究も進めております。余談ですが、自分自身も歳とともにスポーツのやり過ぎで肘や膝が痛むようになってきて、自分の体の痛みとも真剣に向き合っている最中です。
骨粗鬆症対策とロコモ対策で充実した日常生活を
近年ではいかに健康に長生きするかが整形外科分野(骨や筋肉・関節など)でも重要視されており、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)やロコモという言葉を整形外科学会では発信しています。地域に根ざした骨粗鬆症対策やロコモ対策を進めていくことは整形外科クリニックの重要な使命と位置づけ、当院でもそれらの対策を進めてまいります。
当院に来ていただいた結果、元気に日常生活を送って、さらには仕事や趣味・スポーツ・人生を楽しめる体を取り戻してもらい、そして、きしもと整形外科の周りの方々はみんな元気にしていると噂されたら幸せの至りです。
お子さんからご年配の方々まであらゆる世代の方々が安心してお越しいただき、地域の皆さまに愛され信頼される、笑顔のあふれるクリニックを目指して精進してまいります。