
全身性疾患・痛風・痛みなど
全身性疾患・痛風・痛みなど
痛風は、ある日突然、足の親指などの関節が腫れて激痛を引き起こす病気です。この痛みは発作的であることから「痛風発作」と呼ばれており、「風にあたっただけでも痛い」と例えられるほど激烈です。発作が起こると局所の発赤、腫脹、熱感、圧痛が24時間以内にピークに達し、2~3日は痛みが継続します。その後、痛みは徐々にやわらぎ1週間~10日程度で消失します。好発部位は足の親指のつけ根ですが、足関節や膝関節、足の甲、アキレス腱のつけ根、手関節、肘などにも生じます。1つの関節に起こる特徴があり、2つ以上の関節に同時に発症することは稀です。
痛風は現代医療においては、有効な薬も開発されており、正しい治療を受ければ、これまで通りの生活を送ることができます。しかし放置していると、関節の激痛が繰り返し起こり、発作を起こすたびに病態が悪化します。悪化すると体の至るところに結節(肉芽腫)ができたり、腎臓に悪影響を及ぼしたりするため注意が必要です。痛風にみられる特徴的な症状がある方はお早めに受診ください。
痛風発作の特徴
症状が現われやすい部位
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